今から22年前の2003年。当時26歳の秦信一郎副社長は、現場責任者として倉敷市笹沖の地に立っていた。与えられたミッションは『かに道楽倉敷店』の建設。それから時を経て、2025年令和の大改修を指揮する信一郎副社長。日本を代表する美食の名店と「秦建設」が織りなす物語を紡ぐ。
1960年、大阪・道頓堀で創業した『かに道楽』。創業以来、看板料理の「かにすき」など、鮮度にこだわり抜いたかに料理を探究。伝統と革新を重ねたその味とおもてなしの精神は、世代を超えて愛され続けている。
倉敷市笹沖の『かに道楽倉敷店』はそんな『かに道楽』の味と精神を受け継ぐ繁盛店。今回の改修工事は、同店を率いる服部洋美店長と信一郎副社長が中心となって進められた。
「2003年に新築工事をさせていただきました。これだけの大きな店舗でしたが工期が厳しく、4か月と10日で完成させました。それも基礎工事からです。今思うとよくやったなあと思います」と微笑みながら懐かしむ信一郎副社長。その言葉に服部店長は、「新築から22年過ぎていますが、これまで建物として大きな問題もなく、当店のスタッフをはじめ多くのお客さまに愛されてきました。常連のお客さまからは『こんなに綺麗なのにどこをリニューアルするの?』と言われたほどです」と応える。
今回の改修工事は開店以来、初めての全面見直しと言えるもので、外壁の塗り替え、内部では設備機器の更新、壁紙やカーペットの張り替えなど、老朽化した箇所を刷新することに力を注いだ。加えて顧客のニーズに応じた個室化、
さらには授乳室を新設するなど、親子三世代がゆったりと過ごし、ともに食事が愉しめる改修となった。美しく生ま
れ変わった店内を見回して服部店長は、「お客さまにはお値段以上の価値をお届けしたい。それが私たちの想いです。当店のスタッフは皆この仕事が好きで、この店が好き。誇りを持って仕事をしています。まさに、その想いにふさわしい舞台が完成しました」と喜ぶ。その称賛の声に、信一郎副社長の顔を見て「良かったね」と満足そうに微笑む秦社長。
取材の終わり、美装された外観を見上げながら「22年前の新築工事の時は、深夜に帰宅して朝一番に現場に向かう毎日でした」と感慨にふける信一郎副社長。その姿に、「厳しい納期、限られた予算のなか、当時は自分なりに工夫して完成させた。今回の改修工事もよくやったと思います」とその時ばかりは父親の眼差しで信一郎副社長を見る秦社長。美食の名店が新たな歴史を刻み始めた。
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