今回で63回目となる「秦建設」主催の「不動産賃貸業経営セミナー」。毎回さまざまな視点から経営の本質を模索する同セミナー。今回はふたりのマンションオーナーと「株式会社二子不動産」代表取締役社長松下浩仁氏、「株式会社リクルート」の安松陸史GMによる中身の濃い内容となった。会場の熱気を伝えたい。
「今より、高い家賃がいただけますか?わが家のマンション」。そう問われた時、オーナーとして何を成すべきか。セミナーの本題はそこに集約された。経営に熱心な「秦建設」マンションオーナーによるリアルな体験談、「二子不動産」松下社長による直近の賃貸市場の動向や仲介会社としての取り組み、そして「リクルート中国・四国G」安松GMによる岡山の現況、データから読み取る賃料や募集条件の動向など、会場のオーナーたちも聞き逃すまいと耳を傾ける。
価値を保つ。いや価値を今以上に上げ続ける努力。わが家のマンションを値打ちのあるものにするにはどうしたらよいか。そのひとつの方策として秦社長は「電化マンション」を挙げる。まだ電化が一般的でなかったころから「秦建設」は電化マンションの可能性を感じ取り、その普及に努めてきた。ちなみに現在、日本の集合住宅における賃貸物件の電化の割合は五パーセントとごくわずか。そんななか、「秦建設」は1997年から、新築マンションの電化を推進。その結果、2025年3月までに115棟、1939戸の電化マンションを竣工するまでに至っている。
「きっかけは当時、あるオーナーさまからの電化に関するご相談です」と秦社長。誤解なきようにいえば、電化マンションで恩恵を受けるのは入居者であってオーナーではない。それゆえに世界が2050年までにCO2削減をと掲げているにも関わらず、集合住宅の賃貸物件における電化の普及はコスト面などの問題から遅々として進んでいない。そんな状況下で、いち早く安全・清潔、安い光熱費など、多くのメリットを持つ電化のよさを理解し、前向きに採用し続けたのが、「秦建設」のオーナーたちだ。
「電化マンションのオーナーさんは、入居する方々を『わが家のお客さま』として心配りされています。その想いこそが価値なんです。初期投資の軽減…そんなことは経営の腕前ではない。将来を見据え、親から子へ、子から孫へ、本当の意味での価値を承継すること。オーナーの心意気、本懐、ここにありです」と秦社長は言い切った。
経営とは、自分のまわりのすべての人たちが喜ぶこと。笑顔になること。そしてそれを喜べる自分になること…。
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