穏やかな初夏の陽差しを浴び、静かに佇む一棟のマンション。今回の物語の舞台はここ「リアン学南」。にこやかな笑顔で迎えてくれたオーナーの岸野さんに完成までの想いを伺った。
「実は、かなり昔の事ですが…建築関係(設計)の仕事をしていた義理の弟から秦社長のお名前をよく聞いていました。『自分で会社を立ち上げて何でもできるすごい人がいる』と。『秦』という苗字も印象的でしたから、その後もずっと記憶に残っていました」と話す岸野さん。
それから数年後、隣町の大和町で目にした「秦建設」の看板(大和町には「秦建設」が手がけた住宅地とマンションがある)。当時、自宅とアパートの建て替えを考えていた岸野夫婦は「きっとあの秦さんだ。秦さんの会社だ!」と直感、すぐさまご主人が直接「秦建設」に連絡したのが今回の物語の始まりだった。
そして、この春、無事完成した「リアン学南」。もともとは敷地の北半分に岸野家が所有するアパート、南半分に自宅があったが、今回の建て替えで一棟のマンションに集約。貸室と最上階にオーナールームを設けることで、限られた土地・空間を有効に活用することができた。
現在はご主人とふたり暮らし。秦社長いわく「ふたりのご子息はそれぞれ独立され、世のため人のため職業人として活躍されています。自立心が旺盛なのは、岸野家のDNAなのでしょう。とはいえ親として子や孫へ、いい形でわが家の宝(資産)をつなぎたいという親心に変わりはありません。岸野夫婦はまさに『誇れる親』です」と話す。その言葉を受けて、岸野さんは「今がいいタイミングだと思いました。少しでも将来がよくなるならやってみよう。そう主人と決心しました」と振り返る。
ちなみに奥様は、長年教育関連の仕事に携わってきた。そこで出会った教育会の偉人や創業者の姿が今でも忘れられないという。「自らの手で一から物事を立ち上げた方々には、相通じるものがあります。それは『人を大事にする心』。分野は違えど、秦社長にも同じものを感じました」と話す。
最後に…「リアン学南」の「リアン」とはフランス語で「絆」を意味する。絆は人や物事をつないでいく源、教育も絆です。そんな私の想いを伝えたら、子どもたちも主人も賛成してくれました」と満面の笑顔で話を締めくくった。
「岸野夫妻は前向きで明るい。自分と家族の未来を信じている」。秦社長のその言葉がすべてを物語っている。

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