２号線と県道岡山倉敷線をつなぐ岡山西バイパスができ、北長瀬駅ができて、近辺は急激に整備が進んできました。その変貌しつつある西長瀬に、「マーガレットA」という可愛い名前のマンションが建ちました。マーガレットシリーズ４棟目です。
大おじいさんから頼まれて、ひ孫が名前をつけた
「マーガレットA」は、マンションとしては３階建て１５戸と小規模だけれど、内容は「充実」から「親切」の域まで達しています。まず、共同玄関はオートロック式でセキュリティー万全。さらに、３階建てながらエレベーターあり。ベランダは広いし、間仕切りを取り外して使う場合の戸の置き場まで設けてある。オーナーご夫妻は、秦建設のマンションを何棟も見て、さらにグレードアップを考えられたという、４棟目の余裕です。「マーガレット」という命名は、１５年ほど前に１棟目が建ったとき、まだご健在だった大おじいさんが、ひ孫の佳代子さんと登美江さんに、「名前をつけてくれ」と言われて、子ども時代の二人が考えた名前なのだそうです。そのマーガレットがあちこちに花開き、お二人もすっかり大人の美人姉妹となりました。
老ご夫妻の、生まれて初めてのマンションライフ
宮木家は、「マーガレットA」の近くに建つ築８０年の古民家。日本瓦のどっしりとした屋根に、練塀から松の木がのぞいて、池には鯉が悠然と泳いでいます。大おじいさんが丹精込めたその家が、この度の区画整理事業の整備で敷地の三分の一ほどを明け渡すことになりました。年内に母屋を空けて立ち退かねばなりません。そこへタイミングよく「マーガレットA」が完成したのです。老ご夫妻は母屋を建て替えるまでの１年ほどを、「マーガレットA」の住人となられます。
「この歳で住めるかしらと心配でしたけど、建ってみたら生まれて初めてのマンションライフが楽しみになってきました。でも、耳の遠いおじいさんに大きな声で話しても大丈夫かしら」と、やはり少しばかり不安が残ります。「大丈夫ですよ。秦建設の建物は防音がしっかりしていますから、おらんでも（叫んでも）聞こえやしません」と、秦社長が請合います。若い入居者に混じっての暮らしで、ライフスタイルが若返るかもしれませんね。
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