鉄筋溶接継手の実演
5月27日
今日は秦建設の事務所にて、
鉄筋業者さんと継手業者さんに鉄筋溶接継手の説明・実演をしてもらいました。
まずは事務所内で説明を受けました。
従来から施工してきた圧接継手と比べたときのメリット・デメリットを聞き、
構造設計さんにもご意見を聞かせていただきました。
そして、倉庫へ移動し、圧接継手・溶接継手の実演です。
まずは圧接継手から。
鉄筋を加熱し、圧力をかけて接合させます。
圧接前は全長596mmでしたが、
圧接後は全長560mmとなり、36mm縮んでいました。
鉄筋の加熱に時間を要するので施工時間が1分30秒程かかりました。
続いて溶接継手です。
まずは鉄筋同士のアキ寸法を確保し、裏あて材を鉄筋に溶接します。
そして鉄筋同士を溶接します。
溶接の際には風の影響が出ないように、
風防をかけて溶接します。
溶接施工状況です。
溶接にかかった時間は55秒程。
圧接と比べると施工時間が約2/3。
すごく早く感じました。
溶接の器具からは炭酸ガスが噴出し、
施工部分に酸素が入らないよう、炭酸ガスで充満させて溶接します。
圧接継手でも秦建設は昔から徹底していたように、
鉄筋端部は錆や製鉄所でプレス切断された時の歪みが残っているので、溶接継手の場合でも必ず切断してから施工することも皆で確認しました。
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